オランダがウルグアイを振りきり 32年ぶりの決勝進出!


素晴らしい試合でしたね!

準々決勝での累積で、両チームともふたりづつ出場停止。
加えてウルグアイはケガで2人を欠く。
オランダの方が圧倒的に優位かな、と試合前は思っていました。

ともに前半は慎重な立ち上がりを見せていた。
攻撃的な姿勢は見せつつも、守備を乱すことなく。

しかし、その均衡はあっさりと破れた。
キャプテンマークを着ける左サイドバックの「ジオ」こと
ジョバンニ・ファンブロンクホルスト(上の写真左)のロングシュートが決まったからだ。

ところが、これでオランダがペースダウンしてしまい、
ボールが繋げなくなった。
右サイドのロッベンも中央への切れ込みを防がれ、
スナイデルにもボールが集まらない。
するとボールを繋げるようになったウルグアイが反撃しだす。

その成果が、前半41分に現れる。
中央でボールを受けたフォルランが、
右サイドにドリブルで流れるとみせかけ、中央へ切れこんでミドルシュート!

これをオランダGKステケレンブルクが触ったが、そのままゴールに入り、同点!

そのまま1対1で折り返した。

雲行きが決して明るくないと察したオランダは、
守備的なMFデゼーウに代えて攻撃的なMFファン・デル・ファールトを投入。
中盤底をファン・ボメル1枚にしてさらに攻撃的に仕掛けた。

なかなかその成果が出ず、勝ち越しを奪えない。
あのブラジル戦の後半のような勇敢なオランダではない。
ウルグアイのしっかりとした守備に阻まれる。
かといってウルグアイも人数をかけずに攻撃をしかけるが、
決定的なシーンまでには至らない。
ブブゼラでのブーイングが聞かれる展開。

その均衡も思わぬ形で崩れた。

後半25分、ゴール左でスナイデルが受け、
シュートしたボールがウルグアイDFに当たり、コースが変わる。
それがコースよくウルグアイのゴール右隅に吸い込まれた。
オランダが勝ち越しに成功!

このシーン、スナイデルのシュートがDFに当たり、
中央のオフサイドポジションにいたオランダFWファンペルシーが
触ったように見えた、つまりオフサイドに見えたが、
実際にスローで見ると触っていなかったようだ。

これでスナイデルは5得点。
ブラジル戦の1点目もオウンゴールから「スナイデルの得点」に変更になったためだ。
得点王争いでスペインのビジャに並んだ。

これで勢いづいたオランダはパスが回りはじめ、
直後の後半28分、右サイドから左サイドへ大きく展開し、
左サイドのカイトからのクロスを
中央にポジショニングしていたロッベンが頭であわせて3点目!
ロッベンはスロバキア戦に続いて今大会2得点目。
これで3-1となり、決定的な2点差となった。

もう攻めるしかないウルグアイは
アブレウを投入し、パワープレーも仕掛けるが、
オランダも必死の守備でゴールを守る。

このまま終了か?

と思った後半ロスタイムに
ガルガノのFKからDFペレイラの左足シュートが
オランダのゴール左隅に決まって、1点差。

さらにファンボメルが時間稼ぎした分が加算されて、
計5分のロスタイムでウルグアイは総攻撃を仕掛けるが、
オランダも全員が下がって守り、ゴールを死守。

そのまま3-2でタイムアップとなった。



ウルグアイも60年ぶりの決勝進出を狙ったが、
残念ながら一歩及ばなかった。
それでも最後の10分の攻撃は見応えがあった。
なぜフォルランを交代させたのかが唯一解せないが。

ウルグアイは運良く4強入りしたと言う声もある。
確かにC組のシード国・イングランドがコケてC組2位になる幸運があったことは認める。

しかし、大崩れする前のフランスにしっかりと引き分け、
南アフリカ、メキシコに連勝してのA組1位を勝ち取ったのだから。
その後の韓国、ガーナだって、決して楽な相手ではなかった。
好調な南米勢の先兵として、堂々のベスト4だったと思う。



オランダは1978年以来32年ぶりの決勝進出。

あの1974年のトータルフットボールでの躍進(このときも準優勝)の
メンバーの大半が残ったアルゼンチン大会以来の決勝進出。

それ以来オランダはファンバステン、フリットが全盛だった90年や
フース・ヒディンクが監督をしていた98年も決勝までは行けなかった。
それに代表選手間の“内紛”も絶えなかった。

しかし、今回のチームはそんな不協和音はあまり聞こえてこない。
誰かが
「ファンペルシー、ロッベン、スナイデル、ファン・デル・ファールトが
 攻撃の理想的なユニット」
と発言して物議を醸したが、
ちょうどロッベンとファン・デル・ファールトのケガでうまいこと収まった感じ。

デンマーク、日本、カメルーン、スロバキアブラジル、そしてこの日のウルグアイ、
と今大会6連勝で決勝まで突き進んだ。
準決勝のもうひと試合、ドイツとスペインはともに既に負けているため、
今大会勝ち続けているのはオランダだけになった。

今のオランダなら、相手がドイツでもスペインでも楽しみ。
ぜひ決勝での躍進に期待したい。

個人的には初優勝はあり得ることだと思う。

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